旬のおすすめ料理

初めまして、今年の1月よりうを弘の広報担当を無理やり任命されました、まさやと申します。

息子です!次男です!

 

 

簡単に僕の自己紹介をしたいと思います(笑)

 

 

10代の頃からずっと外に出たいと考えていた僕は20歳の時に急に思い立ったかのように地元小野市に別れを告げ、無計画で上京しました(笑)

 

 

何しろ無計画ですから、仕事も住む所もなかった状況でしたが、寝床はなんとか地元の後輩が東京の大学に行ってたのを思い出し、少しのあいだ居候させてもらいました汗

右も左もわからない状態でスタートした東京生活でしたが、十代のうちから社会に出てましたし、その会社ではありがたいくらいうまく人と付き合っていく術を学ばしてもらっていたので東京の生活に慣れるまで時間はかかりませんでした!

 

後輩にパソコンを借りて、働くところもすぐに見つかり東京では色々な人と知り合い、本当に色々な経験しました。

今の会社に落ち着き管理職という立場まで経験させてもらい、まさに20~30代まではあっという間でしたが、本当にいい経験になりました!

 

去年の春頃に上司より辞令がありました。

社内ではうっすら噂になっていた関西進出の話が自分にきました。

 

栄転ですし、そろそろ関西に戻りたかったというベストなタイミングで辞令がきたので二つ返事で引き受けました。

 

7月の後半に帰阪し引っ越しと事務所の整理を済ませ、8月から本格的に関西での仕事が始まりました。

 

やっぱり関西はいいです!!

 

人・言葉・街並み全部がオリジナルって感じでしたね

 

東京は日本の首都と言ってもやっぱり地方からの集合体である意味でまとまってない。

 

最初の2ヶ月はバタバタでしたが、
人員も増え安定してきたので自分の時間ができるようになり、

 

そんな時ふっと頭によぎるのはずっと気になっていたのは実家の事です。

 

 

休みに久しぶりに実家に帰りました。

 

もう結構いい歳なのに両親は相変わらず現役バリバリで働いてました!

 

 

年中無休でランチは11:00~14:00まで夜のゆうげは17:00~21:00とかなりハードだと思います。

 

実際にお店が開店している時間外で仕込みや仕入れにいくのだからそれはハードです。

 

お店が終わりある夜、親父さんと晩酌をしてる時にぽろっと本音を漏らした言葉が頭から離れなくなりました・・・

 

「なんでやろか〜? 楽にならんなぁ〜」

 

 

この言葉には考えさせられました。
こんなにハードなのに実際のところ利益は思わしくないようでした。

 

またいつ関西から離れるかわからない状態で関西にいる間にできる事は全部しようと心にきめました。

 

まずはもっともっと色んな人に小野市には【大衆和食房 うを弘】があるという事を認知してもらおうと考えました。

 

東京にいる時に広告代理店の職についた事もあり、どうやったらもっと多くのお客様に来店していただけるか、認知してもらえるか!

 

まずはホームページです。

 

ネット社会になり、何をするにしても全てスマホなどで完結してしまうこの時代にホームページがないのは致命的という事で急いでHPを作成しました。

 

 

小野市で創業して67年目という事もあり、小野に住んでいる方ならなんとなくは知ってくれているとは思うのですが、実際にうを弘の料理を食べた事がある人は少ないのではないでしょうか?

 

それもそのはず、元々うを弘は先代がはじめた魚商人が始まりです、元々は町の魚屋さんでした、それから魚屋兼仕出し料理をするようになりました。

 

親父さんは昔からずっとうを弘を居酒屋にしたかったみたいで、約10年前に思い切ってお店を全改装、念願の大衆和食房 うを弘を作りました。

 

 

居酒屋から始めた、うを弘でしたがもっと気軽にうを弘の料理を楽しんでもらおうと親父さんは思いつきました!

 

「ランチし~よっと!!」

 

そんなノリで始まった11:00~開店のランチ

 

最初は夜の居酒屋だけだったので、お客さんの認知もなかったですが、徐々に来店してくれるお客様も増え、リピートしてくれる常連さんもたくさんいました。

 

お昼に食べに来てくれたお客様が夜にも来てくれるそんな親父さんが思い描いた構想通りにいきました。
まさに点と点が線になったそんな瞬間です!(笑)

 

でも、そこで思いました。

 

「えっ、順調にお客さん来てくれていい感じなのになんで利益が出てないの?楽にならないの?」

 

色々親父さんと話をし、親父さんもわからなくなってました・・・

 

原因究明に僕は売上管理をアナログからデジタルに変え、googleなどを使ってクラウドを通して2ヶ月売上を管理した結果驚くべき事実が判明!!!

 

それは

 

親父さんが20年以上の前の感覚でお客様に料理を提供していたという事実でした!!!

 

 

 

当然20年以上も前に比べて仕入れの値段は跳ね上がっているのにも関わらず、採算が合わないほどのネタをお客様に提供してました!!

 

皆様はお分かりだと思いますが、商売は

 

売上-経費=利益になります!

 

親父さんの感覚
売上100だとして経費が95位になってました(笑)いや笑えない。。。

 

 

すぐに親父さんにこの事実を伝えたら、

 

「わかっとる!! わかっとるけど来てくれてるお客さんが喜んでくれればまた次も来てくれるやろ」

 

それはそうでしょ!そんなドヤ顔で言われても

 

「親父さん利益出さないで商いする人いないですよ!!利益出してこそ商いなんですよ!!」

 

と、一方的に話をして親父さんも納得してくれたみたいなのでその日は帰りました。

 

次の日はランチだけ手伝いをして大阪に帰ろうと思い、帰る前にうを弘に立ち寄りました。

 

いつもお店を手伝ってくれている姉が元気よく

 

「いらっしゃいませー、2名様ですか?」

 

お客様の注文を聞き「海鮮丼二つお願いします」

 

注文表を壁にペタッとそれを確認する親父さん、真剣な表情に変わり料理を作ります。

 

まずは、突き出し「はいっ」と出します、すかさずそれをお客様のところに持っていく姉、見事な連携です、さすが親子!!

 

母が丼ぶりに美味しそうな白米を入れて来ました、手際よく親父さんも刺身を切りテンポよくライスの上に乗せていきます。
そして海鮮丼が出来上がり「はいっ」っと親父さんが声を出したその先の料理を見ると

 

 

 「あれ!???」

 

 

「親父さんこれ昨日と何も変わってないよ・・・むしろ少し多くない?」

 

「ん?ほーか〜?」←そーか?と言ってます

 

親父さんあなたって人は・・・。

 5秒ほど目をつぶり、これは料理人としての親父さんのプライドなんだなと勝手に思い、それ以上は何も言わないようにしました。
と言う事で、赤字覚悟のうを弘の戦いはまだまだ続くようです

 

もっともっと赤字覚悟のうを弘のランチを小野市の人だけじゃなく三木市・加古川市・加西市・加東市の色んな方に来店してもらいたく思います。
皆様のお越しをぜひお待ちしております。

 

こちらが例の海鮮丼 1,350円です(笑)
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